CMS(カラーマネジメントシステム)
モニタやプリンタ、印刷機などはそれぞれに異なった色特性や再現領域を持っているため、同じ画像データを扱ってもそれぞれ微妙に異なった色になります。
この差を補正し、モニタで見た色がそのままプリントや印刷できるなど、どの出力機器を使っても同じ色が再現されるよう調整・管理することがCMSです。
第一製版では、測色計(FD-9)、照度計(CL-500A)、色見台(ニューインバータ)などを使って印刷物の徹底した色管理を行うことにより、各紙媒体のカラープロファイルに準拠した安定したサービスをご提供できます。
照明によって印刷物の見え方は変わります。


上の写真は、同じ印刷物を違った照明下で見たものです。
照明によって特性が全く異なるので、色の見え方に大きく影響してきます。
一般的に色を見るときの基準は太陽光(自然光)とされていて、基準に近い照明であれば、印刷物を正しい色で見えているということになります。
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印刷物を確認するうえで環境光はとても重要です。
その数値から、現状の環境光での色の見え方の特長を知ることができます。分光放射照度計CL-500A -
演色性の高いLEDランプとの比較画像、色がどれくらいズレているか一目でわかる表やグラフなど、測定した結果を見える形にして差し上げます。
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蛍光灯の生産が終了しています。
今後はLEDランプが主流になっています。
どんなモノを使えば良いのか、コスト面も含め、ご提案いたします。
仕事の上で困った時こそ、第一製版にお任せください。
まずお電話か、お問い合わせフォームよりご相談ください。
照度とは...?
照度とは、物体の表面を照らす光の明るさのことで、単位はルクス(lx)です。
日本印刷学会の規格では、印刷・製版の色評価用標準照明の照度は
2000 ± 500lx としています。
色温度とは...?
色温度とは、太陽光や自然光、人工的な照明などの光源が発する光の色を表すための尺度のことで、単位はケルビン(K)です。
色温度の単位(K)が低いほど暖色系の色を発し、高いほど寒色系の色を発します。

演色性とは...?
自然光が当たったときの色をどの程度再現しているかを示す指標です。
平均演色評価数(Ra)を使って表すのが一般的で、Ra100を太陽光とし、どれだけ太陽光に近いかを数値で表します。
ただし、色温度の高低差により基準光源が異なるため、色温度差のあるランプ間でRa値のみの比較はできません。
演色評価色表

Raは、平均演色評価数とも言われ、R1~R8までの評価数の平均値で、演色評価数の代表的な値です。R9~R15は、特殊演色評価数と言われ、このうち特にR9(彩度の高い赤色)とR15(日本人の肌色)に着目されるケースが多くみられます。